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気圧と体調の関係

目次

1.人の体の進化からみた天気と体調関係

昔、私たちの先祖が狩をしながら暮らしていた時代、晴れた日には狩に出かけ、雨や雪など天気が良くない日には出かけても獲物がいないので洞窟でゆっくり過ごしていたと言われています。晴れの日、積極的に外へ出かけ、適度な緊張を持ち怪我をしないように、体は戦闘モードになります。ドーパミン・ノルアドレナリン・アドレナリンなど興奮系ホルモンがたくさん出ます。これは、交感神経が優位な状態。一方、天気が良くない日には興奮系ホルモンはさほど出ないので交感神経は優位にならず、副交感神経が優位でゴロゴロゆったりモード。
この、状態を血液レベルで見ていくと晴れの日、つまり交感神経が優位な時、好中球・好酸球・好塩基球の3つからなる顆粒球が増えます。副交感神経が優位だとリンパ球が増えます。顆粒球の多くを占める好中球に集中ホルモンや戦闘ホルモンと言われるノルアドレナリンの受け入れ先があって、リンパ球には副交感神経の神経伝達物質としてのはたらきが良く知られているアセチルコリンの受容体、受け入れ先があるため、このような変化が起こります。

分子栄養学の血液データの読み方ではリンパ球が30%以下だと交感神経優位、緊張状態ととらえます。こういう人の場合、ストレスが多く消化の力が弱い、お通じがいまいち、体の冷えが強いなどがあります。

逆に副交感神経が優位だといいのかというと一概に良いとはいえず、バランスが大事です。バランスがいい感じに取れず、副交感神経側に振れすぎてしまっている状態は、リラックスしすぎている状態=ぐったりとした状態になります。体も心もズドーンと重たくできるならばベッドから出たくないというような気分、ちょっと鬱っぽいメンタル状態になったりもします。

2.低気圧で頭痛が起きる理由

気圧が低い日、台風の前や雨の日などに頭痛がする、だるい、むくむなどの症状が出る人いませんか。この関係について、日本でいくつか研究もされています。
どのように気圧が下がることで頭痛が起きたり、だるくなったりするかというと、標準の気圧は 1013 hPa(ヘクトパスカル)と言われています。天気の良い日は気圧が上がります。天気の悪い日は下がります。台風の日などは980hPaぐらいまで下がることもあって、その差は30~40hPaと言われています。
気圧は地上から10m上がるごとに1hPa減るので、30~40hPaの気圧差というのは、だいたい300m~400mの高さを一気に駆け上がる感じと同じということになります。
高山病は気圧が下がるため空気が薄くなり、それに応じて空気に含まれている酸素の量も減って、体がその変化に順応することができずにいくつかの特徴的な症状が現れることを高山病と言われているのですが、低気圧の時も似たようなことが起きているといえます。標高400mってどのくらいなんだろうと調べて見たら、高尾山口駅で標高は190m程度。 山頂は599mなので、山頂までの標高差は約400m。急にグッと気圧が下がる日ほど、影響が受けやすいのも納得だなあと思います。

東海大学八王子病院神経内科の大熊先生の研究では、少しの気圧の変化でも偏頭痛を誘発すること、6-10hPaの低下でも偏頭痛を誘発したと報告しています。
どういうメカニズムで低気圧が痛みに繋がるかというと
気圧が低下→外圧が下がることで、内側から押し返す力も弱くなります。そうすると、血管の拡張して血が通るスペースが大きくなります。でも、血液の量は変わらないので、血流が減ります→血管を縮めようと結晶板からセロトニンが出されて→血管収縮するも→セロトニンも長い時間は滞在できないのでセロトニン濃度が下がります→ふたたび血管の急速な拡張して周りの神経に触って痛みを引き起こすと言われていて、膨らんでゆるんだ間に水分が入りこんでむくみが起きるなどといます。本来であれば、自律神経が血管の収縮などもろもろをうまい具合に調節してくれるはずなのですが、ストレスや、栄養不足などで自律神経のバランス、交感神経と副交感神経のバランスがうまくとれていないと、気圧をきっかけに頭痛など症状を引き起こします。

3.できる対策5つと、それらが効く理由

①気圧の変化は前もってわかるので対策をとる
気圧予測がわかるアプリなどを使って、事前対策をとるのも一つです。私は頭痛〜るという猫ちゃんが可愛いアプリを使っています。私は頭痛はあまり起きないのですが、なんかだるいなあ、むくむなあ、と思った日にアプリを見て「やっぱり低気圧か」と答え合せのように使ったりもしています
②自律神経整える系栄養素
自律神経に影響をあたえる栄養素はたくさんありますが、中でもビタミンB群は大切です。自律神経を正常に保つためには、各種のビタミンBが大量に必要で、自律神経の主成分はビタミンB12です。ビタミンB1は脳や末梢神経の糖質代謝を補助していて、不足すると自律神経の代謝が低下します。
お魚、豚肉、ほうれん草、落花生などに多く含まれますが、気圧で体調に変化出る人はビタミンB群不足が考えられるので、食事だけでは補えないかもしれません。その時はサプリメントもうまく使っていきたいですね。
次はマグネシウムです。偏頭痛患者はマグネシウムの数値が低い傾向があるとも言われています。ストレスで消耗されるミネラルでもあるので、積極的に取りたいものの一つです。
マグネシウムの取り方は
アーモンドなどの種子類、アオサなどの海藻、豆類に豊富です。お米を炊く際ににがりを加えたり、マグネシウムの含有量が多いお塩、ヌチマースなどを使うのも良いですね。交感神経が優位だと、消化吸収能力も落ちてしまうので、ゆったりリラックスして食事をすることも大切です。
そして、マグネシウムは私たちの体の中のエネルギー工場である、ミトコンドリアがきちんと働くためにも重要なミネラルで、ミトコンドリアは疲れやすさや不妊などにも影響します。

カルシウムとブラザーイオンと呼ばれお互いに拮抗します。ビタミンBやビタミンDなど体内でつくることが可能ですが、ミネラルは外部から補給されない限り、体内で一定の量を保つことができないんです。
それに、マグネシウムがしっかり取れていると、肩こりや便秘が解消されるので意識的に取りたいですね。

食材以外では、液体で売られているトレースミネラルを飲み物に入れて飲む、肌に直接塗るマグネシウムオイルを使う、エプソムソルトを入れて入浴するなどがあります。マグネシウムが足りていない人ほど、味はまずく感じ、オイルを使った場合はピリピリと刺激を感じるそうです。オイルといってもさらっとした液体ですエスが、使用感には個人差ありそうです。エプソムソルトは1回200ccのカップ2杯程度入れたいのでおしゃれなバスソルト系のパッケージのものではなく、お米の袋みたいなキロ単位のものを購入した方が割安です。ご自身にあった方法でマグネシウム補給して見てください。

③すでに症状が出ている
・五苓散は、お薬110番によると、水分循環をよくする漢方薬で、はき気、嘔吐、下痢、むくみ(浮腫)、めまいに効くとされています。
五苓散が優秀なところは体内の水分が多い状態では尿の量を増やし,脱水状態では尿量を減少させる、つまりいい具合に調整してくれます。利尿剤だと体の中の水分が多かろうと少なかろうと尿量が増える、体の外に水分を排出するんです。五苓散は低気圧由来の頭痛だけでなく、めまい、ダルさなどにも効果があって、目立つ副作用もないのがいいですね。五苓散が効かないというとき、つまり五苓散では対応しきれない体の状態になってる可能性を考えます。例えば、貧血や低血糖、副腎疲労などがないか、体の状態をしっかり確認するといいでしょう。
・晴れの日に顆粒球が増えて交感神経が優位になる、ということを発見した福田稔医師という方の本には、「爪揉み」と「つむじ押し」が自律神経を整えると書いてありました
・体に刺激を与えると自律神経が整うとも言われています。青竹踏みやリリースボールを足裏で踏む、熱いシャワーと冷たいシャワーを交互に浴びる、着圧ソックスをはいたり、寒風摩擦やドライブラシなんかで肌をこすって刺激を与えるのも手軽な方法かと思います。腸もみマッサージも副交感神経を優位にさせ、リラックスさせるとも言われていますね。

これらの情報は医学的な診断をするものではありません。ヒトの身体はそれぞれ違い、一概に言えないことがほとんどです。一つの情報としてとらえていただき、ご自身や大切なかたのさらなる健康のためにご活用いただけたらうれしいです

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